フラメンコギタリスト鈴木尚、新作CD『レボサンド』

フラメンコギタリスト鈴木尚さんが新作CD『レボサンド』をケクーに届けてくれた。ここ最近毎日きいているが酒がすすんでしょうがない。
ベテランでありながら一点の曇りもないフラメンコへの熱意と愛と探究心があふれ出た文字どおりレボサンドな一枚だと私は思う。まんまタブラオに身を置いているような小細工なしの臨場感、はたまた古き良きレコードをきいているような渋い味わいに加わって芳醇で豊潤な音の肌触り。宝箱のような掛け値なしの名盤である。その持続する純な輝きを真っすぐに捉えた写真も素晴らしい。
〜ここで飲兵衛サチ助がアルバムをききながら酔っぱらって行く様をご紹介。では…
華々しくオープニングを飾るのは奮い立つような覚醒のルンバ。おっと!聴き手のギアもいきなり入るゼ。マスタービールちょうだい!クルスカンポで乾杯。
続く2曲目は鳩尾を射抜かれるようなサパテアードが効いてる為て遣られたりのソレア!マスター、マンサニージャおくれ。
心鷲掴みにされたまま3曲目へ。いい感じにほろ酔いになってきたところで悠久の歴史が眼前に広がりモーロの砂漠でただよっているよな気分にさせるヌメロ。ここはアモンティジャードで。
4曲目のグァヒーラ。心地よいひたすら心地よい。ちょっとアグアで一息ついてモスカテルて感じ?んだんだ。
さてシギリージャ。あら!なんという色気を放り込んできたものか。いい。酒がすすみすぎる、、マスター、オロロソちょうだい!
6曲目レボサンド。こ、これは…甘酸っぱい思いが込み上げるのと同時に息苦しいほど胸を締め付けられるかっこよさ。罪な一曲だ…。酒のかわりに涙ひとすじ。
ねぇマスター涙ふくハンカチをちょうだい。そしてもうラストナンバー、石塚隆充氏のビダリータのために作ったという前奏曲が美しく流れる…ねぇマスター身震いして
どうしたの?
「う、唄いてぇーーー!」
ジャンガジャンガジャンガジャンガ、とケクーの夜は更けゆくのであった〜
鈴木尚 新作CD「レボサンド」リリースライブ
日 時:2014年2月2日(日) 開場/14:30 開演/15:00
場 所:銀座ギャラリー悠玄 http://www.gallery-yougen.com
出 演:ギター=鈴木尚、小原正裕、金田豊
料 金:3,000円
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